クワガタ飼育Q&A

クワガタの幼虫の飼育

クワガタの幼虫の成長を見るのは累代飼育の大きな楽しみのひとつです。
特に外国産クワガタは体が大きいので、観察していても迫力があります。
幼虫の飼育の場合も、過ごしやすい環境と十分なエサを与えてあげれば元気に育ちます。
クワガタが成虫になるまでには少し根気がいりますが、大きな成虫に育てるためにも、クワガタの幼虫の正しい飼い方を知っておきましょう。

産卵・幼虫の確認


ケースの底に産みつけられた卵

産卵木に産みつけられた卵

クワガタのペアを産卵庄で飼育していると、早いときには1ヶ月、遅くても2~3ヶ月位で産卵をします。 産卵の仕方は種類によっても違い、産卵木に産みつけるものと、マットの中に産みつけるものがいます。ケースの底に産みつけられた卵は、定期的に観察していると、孵化するところを目で見ることができます。産卵木に産みつけられた卵は、目で確かめることができないので、木の中から幼虫を取り出す「割り出し」をいう作業をします。割り出しの時期は、産卵庄でクワガタのペアを飼いはじめてからだいたい4ヶ月を過ぎてからです。


※もし、ケース内を探してもクワガタの卵や幼虫が見つからなかったときは、マットをケースに戻してしばらく様子を見ましょう。このとき親もケースに戻します。 その後、ケース内に幼虫を見つけたら、1匹ずつ別のケースに分けて飼育します。

割り出しのやり方

水分を含ませた産卵木は、割り出しの時期を過ぎると手でほぐせるくらいに柔らかくなる場合があります。柔らかくなった木は少しずつほぐしていきましょう。 あまり木を強く握ったり、ねじったりすると中にいる幼虫を傷つけてしまうので注意してください。 数本セットした産卵木の中には、まだかたいままの木もあります。かたい木はナタやマイナスドライバーなどを使い、慎重に少しずつ割り出すようにしましょう。

ここに注意!!
  • ・ナタは大きくて重い刃物なので、決して頭まで振り上げたり、振り回したりしないこと。
  • ・床の安定した固い場所に産卵木を置き、周囲にぶつかるものがないように広いスペースを設けること。
  • ・軍手などをし、決して素手では作業しないこと。
  • ・ナタなど使用経験がない場合は必ず保護者に付き添ってもらう。

割り出しする前には必ずクワガタの幼虫を移す容器を用意します。
産卵木を割ったときに食痕(幼虫が食べたあと)を見つけたら、幼虫が近くにいる可能性があります。
そのときは、注意深く食痕をたどってみましょう。
もし食痕を途中で見失ったら、割ったかけらの方も注意深く探してみましょう。。
 
 


ここに注意!!

クワガタの卵や幼虫は直接手で触れずに、スプーンなどで取り扱います。これは人間の手についている雑菌からクワガタの幼虫が病気に感染するのを防ぐためです。また、初令幼虫はとても小さくデリケートなので、少しの衝撃でもつぶれたりキズついたりします。十分注意して取り扱いましょう

幼虫を飼育容器に移す

割り出したクワガタの幼虫は飼育容器に1匹ずつ移して飼育します。
クワガタの幼虫はケンカをする可能性があるので、必ず飼育容器1つに対し1匹の幼虫を入れます。
飼育容器はミニサイズや小サイズの飼育ケースの他、コーヒーなどの空きビンを利用するのも良いでしょう。
いずれの場合もフニャフニャした材質のものではなく、しっかりとした容器を選んでください。
フタに空気穴をあけ、洗剤などを使わずによく洗うことも忘れずに。
※1つの容器に複数の幼虫を入れて飼育すると大きく成長しません。