皮膚がん

【原因】
本来、体の中の細胞は規則的に分裂・増殖していきます。
しかし、細胞の中の遺伝子に傷がついたり、さらに異常増殖を抑える遺伝子、
傷を修復する遺伝子がうまく機能しなくなるなどの変化をすると、
細胞はその規則を破って異常に増殖していきます。

その結果できた異常な組織を「腫瘍」といい、
そのうち転移しやすい悪性の腫瘍を「がん」と呼びます。

がんになる原因はひとつではありません。
細胞中の遺伝子に異常を起こす可能性のあるものは、すべて発ガンの要因になると
考えてもよいでしょう。主な原因として、老化や大気汚染による化学物質の吸引、
紫外線・放射線 、ウイルス 、ホルモン、遺伝などが考えられます。

皮膚がんは、皮膚や皮下にできる悪性腫瘍で、
肥満細胞の腫瘍、腺癌、扁平上皮癌などがあります。
良性の腫瘍には腺腫、脂肪腫、上皮腫などがあります。

【症状】
皮膚がんの典型的な症状は、皮膚にしこりができます。
腺ガンは、肛門のまわりや耳の内部(耳道)などに発生します。

しこりは短期間で大きくなるのが特徴です。
扁平上皮ガンは耳や鼻の先端や爪の根元などによく発生します。
明らかなしこりはできず、ただれるなどの症状が現れます。
皮膚病や、治りにくい傷と勘違いしやすいので要注意です。

【治療と予防】
早期のまだ小さな腫瘍(直径1cm前後)なら、周囲の健康な部分ごと摘出することで
多くの場合は完治します。

腫瘍が大きくなっていたり、ほかの場所に転移している場合は、抗ガン剤や放射線療法などを
加えることもあります。
どちらにしても早期発見で治る確率は高くなります。体の表面にできる皮膚の腫瘍は、
注意していれば比較的みつけやすいものです。

ブラッシングなどの手入れ時に全身の皮膚をくまなく触るなどして、
しこりがないかどうか調べてあげましょう。