肛門嚢炎(コウモンノウエン)

【原因】
肛門嚢の分泌物は排便の時に押し出されますが、導管がなんらかの原因で閉塞したり、
脂腺分泌の亢進により分泌物が嚢内に充満したところに細菌が感染して炎症が起こりやすくなります。
炎症を起こすと肛門嚢に膿がたまりふくらんでいきます。

慢性的な軟便または下痢をおこしている場合や、小型犬または肥満犬において
肛門括約筋などの筋肉の緊張力の低下によっておこりやすくなります。

【症状】
肛門嚢の炎症や分泌物の停滞にともなう肛門部の不快感により、肛門を舐めまわしたり噛んだり、
肛門を地面や床にすりつけて歩くなどの
行動がみられます。肛門嚢のふくらみは見ただけでもわかります。

【治療と予防】
肛門嚢に溜まった分泌液や膿を外から圧力をかけ搾り出します。これを週に1度3週間くらい行います。

予防として、定期的に獣医師によって肛門嚢から分泌液を押し出して内部を空にしてもらえば、
この病気を防ぐことが出来ます。
さらに、飼い主が自分でこの処置を覚えれば、以後は飼い主自身がこれをおこなうことも出来ます。