心室中隔欠損症(シンシツチュウカクケッソンショウ)
【原因】
心臓の右心室と左心室の間の壁に穴が開いているため、血流が乱れます。
この穴は胎児の時には開いていますが、生まれた後で完全に閉じて中隔を形成するのが普通です。
しかし、成長後も穴が残ってしまう病気がこの心室中隔欠損症です。先天的な病気ということです。
【症状】
左心室の方が血液を送り出す力が強い為、左心室から右心室に血液の一部が
流れ込むことがほとんどで、血流が乱れます。
その結果、呼吸困難や疲れやすいなどの症状がでてきます。
また、肺に余分な血液が送られて肺水腫を起こし、湿ったせきをする事もあります。
ただ、症状が軽度の場合は、軽い呼吸困難などが起こる事もありますが、
臨床的に問題になるほどではありません。
【治療と予防】
はっきりと症状が出ている場合は、強心剤や利尿薬を使い、
心臓の働きを強くしたり負担を減らす治療を行います。
また、無症状であれば、治療を行う必要はありません。
ただ、心室中隔欠損症の犬がフィラリアに寄生された場合、虫がこの穴を通じて
右心室から左心室に移動し、問題をおこすことが考えられます。
先天的な異常が発見された場合、フィラリアには注意し、確実に予防しなければなりません。
