僧帽弁閉鎖不全症(ソウボウベンヘイサフゼンショウ)
【原因】
僧帽弁が完全に閉じなくなり血液が逆流してしまします。
僧帽弁は、心臓の左心房と左心室の間にある弁で、この2枚の弁からなる僧帽弁が
長い時間の間に少しずつ厚くなって変形したり、僧帽弁と心臓の壁をつなぐ組織が切れたりして、
弁が閉まらなくなります。
【症状】
はじめは興奮したときなどに軽いせきが出る程度ですが、そのせきの間隔が
だんだん短くなっていきます。
血液の逆流がひどくなると、全身に送られる血液が減り、少し運動しただけでも息切れを起こします。
とくに夜中から朝方にかけて、せきがひどくなることが多く、重くなると一晩中止まらないこともあります。
さらに病気が重くなると、せきと同時に呼吸困難を起こしたり、貧血になったり、
発作を起こして倒れることもあります。また、安静している時でも苦しそうに呼吸をするようになります。
【治療と予防】
薬を使い心臓にかかる負担を軽くします。降圧剤、利尿剤、強心剤などによる内科的療法が主となり、
降圧剤で血圧を下げ、利尿薬で体内の余分な水分を減らし、心臓に流れ込む血液量を減らします。
また、強心剤で心臓の働きを強める場合もあります。
ただ、弁の異常や心肥大を外科手術で改善することは困難です。
症状を軽くする為に薬を使用しますが、抜本的な治療法ではありません。
運動を控えたり、なるべく興奮させないようにし、
心臓に負担をかけない生活を心がける必要があります。
またごはんも、たとえ副食やおやつとしてでも、塩分の強いものなどを与えるのは控えましょう。
