股関節形成不全

【原因】
大腿骨の頭が扁平になっていたり、受け皿である骨盤のくぼみが浅かったりで骨と骨が
うまくかみ合わないため起こります。

通常、股関節は骨盤のくぼみに、大腿骨の丸くなった先がうまくはまりこんだ構造をしていて、
それによりスムーズに足を動かす事ができます。しかし、骨盤のくぼみが浅かったり、
大腿骨の頭が扁平になっていたりする事により、関節が完全にはずれて脱臼したり、
はずれそうになる亜脱臼になります。この状態を股関節形成不全といいます。

遺伝的な要因の他、子犬の時の肥満も原因になります。骨や筋肉のバランスが崩れる事により、
骨の組織が正常に発達できなく起こることがあります。

【症状】
生後半年程度は目立った症状は現れませんが、成長に伴い症状が現れます。
腰を揺らしながら歩いたり、走る時に両足を揃えて走ったりします。
散歩を嫌がったり、歩幅が狭くなる、股関節をさわるのを嫌がったりします。

【治療と予防】
症状が軽度の形成不全の場合は、運動制限をして安静にしたり、体重管理をするだけで
症状が治まることがあります。

進行して内科的治療で効果がみられなかった場合は、手術を行います。
手術の方法はいろいろありますが、大腿骨の先端を切除して関節を整える手術や、
骨盤と大腿骨を結んでいる筋肉を取り除く手術などを行います。
再発する可能性もあるので、関節に負担のかかる激しい運動は控えるようにします。
また体重管理も行います。


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