流涙症

【原因】
流涙症とは、涙液が涙管から排泄されずに目の内角からあふれ出る状態をいいます。涙液の過剰分泌・涙液の排泄傷害・隣接病巣からの波及と主な原因は3つあります。涙液の過剰分泌は、結膜炎や角膜炎、睫毛異常、眼瞼内反(瞼が眼の内側に入り込んでしまうこと)などによっておこります。涙液の排泄傷害は、涙管の閉塞や先天的な欠損、眼輪筋(眼の周りの筋肉のひとつ)の機能低下などによっておこります。隣接病巣からの波及は歯の病気など目に近い他の部位の炎症が涙管にまで及ぶことによりおこります。

【症状】
涙の量によっては結膜が赤く腫れあがることが多くまばたきや光をまぶしがったりします。目の内角の被毛が赤茶色に変色し、ひどい場合は皮膚がただれたり、悪臭がしたりします。

【治療と予防】
刺激の原因を取り除く処置を行い、眼球内の炎症を抑える治療をします。他の病気による併発の場合、元となる病気を治療します。涙管の閉塞がある場合は定期的に特殊な液で洗浄します。涙管の開口部だけが先天的に欠損している場合は、手術により開口部をあけます。