胃捻転

【原因】
胃捻転は、胃がねじれてしまう急性の病気です。
原因の多くは食餌の食べすぎや水を飲みすぎることで胃拡張を起こし、その後に運動をすることで捻転を起こし易くなると言われています。 とくにドライフードを食べた後に水を大量に飲むと、胃の中で大きく膨らみ、急性の胃拡張を起こしやすくなります。

【症状】
まず目立つ症状として、腹部がふくれて苦しそうになります。横隔膜が圧迫される為苦しくなります。
腹痛により落ち着きがなくなり、お腹をさわるのを嫌がります。吐こうとしても何もでない、よだれが多量にでるなどの症状がみられます。これらの症状は胃拡張だけの場合でも起こりますが、これに胃捻転が加われば症状は重くなります。

【治療と予防】
胃拡張では手術は必要ありませんが、胃捻転では手術が必要となります。
胃拡張の場合、胃にカテーテル(細い管)を入れて胃の内容物を取り除きます。そして、おこっているであろう「ショック」の治療をおこないます。 またこのとき、大量に輸液する必要があります。

胃捻転の場合は、カテーテルが入らないので、開腹手術を行い内容物を取ります。ショック症状を治療し、その後に麻酔をかけて開腹し、ねじれた胃を元の位置まで戻します。この際ショックに対する治療をつづけながら、すばやく手術をおこなう必要があります。

胃拡張の場合と同様に、大量に輸液をおこなわなければなりません。しかし、発見が遅いと、治療をしても死亡する確率が高くなります。
治療の方法が違うので、治療前には胃拡張か胃捻転かを区別する必要があります。

胃捻転ではふつう、あまり嘔吐をしませんが、嘔吐の時には、たいていの場合、吐いたものはコーヒー色で悪臭がします。 また、胃拡張の場合は、色は黄色でそれほど悪臭でないことが多いようです。

予防として、一度に大量の食べ物を与えないようにし、食後すぐの運動はさせないようにしましょう。