巨大結腸症

【原因】
巨大結腸とは、結腸の効果的な運動性がなくなり、拡張巨大化する異常のことです。主な原因は大きく3つに分類されます。
まず、骨盤骨折の不整癒合、腸管の狭窄、腸管内外の腫瘍による圧迫、異物などによる通過障害などの機械的障害、そして、代謝性疾患、外傷による結腸の神経支配の異常、神経筋障害などの機能的障害、 最後に、肛門閉鎖症、仙椎の奇形などの先天性があります。

【症状】
巨大結腸症の症状は、便秘やしぶり(排便をしようとしますが便は出ない状態)、頻回の排便行為が見られます。
そして粘液や血液の混ざった液状便がみられます。ひどい場合だと、食欲不振、体重減少、被毛粗剛、脱水・衰弱、嘔吐などの症状をおこします。

【治療と予防】
その時におこっている症状に対しての対症療法をおこないます。下剤、便軟化剤、浣腸をするとともに場合によっては、麻酔を使用し便をかき出します。便をやわらかくするための食餌療法も効果的です。
また、部分的結腸切除術を行うこともできます。結腸切除術は、継続しての内科治療が飼い主の負担となる場合などに用います。通常術後6週間程度で排便できるようになります。