白血病ウイルス(FeLV)感染症

【原因】
猫白血病ウイルス(FeLV)に感染した猫との同居や長い時間の接触することによりで血液、唾液、糞尿などから感染します。
また母子感染や咬傷でも感染します。この病気は、テリトリーを持つ猫同士が接触する機会の多い都市部では感染率が高く、郊外では低い傾向にあります。しかし、道ですれ違った程度ではほぼ感染することはありません。比較的伝染力は弱いウイルスです。人間や、犬には感染しません。

【症状】
感染・発病した猫のほとんどは3-4年以内に死亡しますが、中には感染しても治ってしまう猫もたくさんいるのも事実です。それは猫の年齢による免疫力によって違います。まだ産まれたての猫が感染するとほぼ100%が持続感染します。ウイルスが持続して猫の体内にいるため様々な、病気を発症します。感染後2ヶ月程度は発熱、食欲の低下など他のウイルスと同じような症状になります。
また白血球の減少や,血小板の減少,貧血といった症状を起こすこともあります。そして血液疾患、免疫介在性疾患、口内炎、二次感染などを発症し、さらに様々な腫瘍を発症して死に至ります。感染から4ヶ月以降もウイルスが陽性の場合は持続感染の疑いがありますので、できる限り早期に治療をおこないます。

【治療と予防】
感染の初期段階であればインターフェロンの連続投与をおこないます。その結果、回復する例もありますが、現在、決定的なウイルス排除の方法はありません。腫瘍ができている場合は、その腫瘍にあった治療をおこないます。継続的な治療が必要で、 死ぬまでこの治療は続ける必要があります。

予防として、室内飼育をすることにより感染猫との接触を避けることが重要です。また定期的にワクチン接種をして感染を予防しましょう。