慢性腎不全
【原因】
各種の腎炎が進行することで、腎臓の中のネフロンが少しずつ壊れていくため、少しずつ腎機能が低下して起こります。
【症状】
尿気の進行時期によって症状が大きく変わります。食欲はおおむね不振となります。そして、食欲が落ちて痩せることが多いです。尿の量は、尿毒症などがない場合は減少しません。むしろ、一時的に比重の低い薄い尿がたくさん出ることがあります。しかし尿の量が多くなる病気は他にもあるので、尿が多いから腎不全であるとは限りません。
嘔吐や下痢などの症状は、いつもみられるわけではありませんが、寝起き時に嘔吐や、あまり激しくない下痢が続いてみられる事があります。また、多くの場合、貧血がみられます。慢性腎不全でも、最終的には腎臓の機能をほとんど失い、高窒素血症をおこし、尿毒症になります。
【治療と予防】
輸液と食餌療法が中心の治療となります。食餌療法は、たんぱく質と塩分の制限を行います。活性炭吸着剤などを投与し尿毒素の排泄を行うこともあります。また、体内のたんぱく質の分解を抑えるために、たんぱく同化ホルモンを与えることもあります。さらに症状によっては、カルシウム剤投与や輸血を行うこともあります。

