尿路結石

【原因】
腎臓、尿管、膀胱、尿道を尿路と呼び、この尿路に結石ができる病気を尿路結石と呼びます。食餌や水に含まれている、マグネシウムやカルシウム、尿酸などのミネラル分と、尿の中のたんぱく質などが結合して結石ができます。結石の大きさは砂状のものから、大きなものまでさまざまです。結石は膀胱や腎臓などでできます。そして、流れてきた結石が狭い尿道につまります。

【症状】
一回に出る尿の量が減り、尿の回数が増え、尿の出が悪くなります。排尿の姿勢をとっても尿が出ない、尿がポタポタ落ちるようにしか出ないなどの排尿障害が起こります。また、尿が出ないのに、何度も尿をしようとする行動もみられます。ほかの病気でも尿が出にくくなることはありますが、いずれも様子をみていては手遅れになる可能性があります。

結石の大きさによっては結石が尿道につかえても、すぐに排泄されることがあります。しかし、尿の出が元にもどっても、他の臓器に結石が残っていることがあります。さらに尿がまったく出ないという場合は、膀胱に尿がたまりすぎて膀胱が破裂したり、老廃物の毒素がたまって尿毒症になったりする可能性が高い危険な状態です。それらの症状がとくにあらわれず、いきなり尿毒症をおこすこともあります。

【治療と予防】
尿が出にくい時にはすぐに診断・治療を受けなくてはなりません。症状が軽い場合、薬で結石をとかす、大量の水を飲み結石を尿と一緒に流すなどの方法もあります。
症状が重い場合は、細い管で尿道内の結石を膀胱まで押し戻し、膀胱内から結石を取り出します。尿道を切って結石を取り出すこともありますが、術後の管理が大変難しい手術なので、できるだけ避けた方が良いでしょう。
予防としてミネラル分の摂取量を制限し、水分をたっぷりとるようにしましょう。